時々中古本屋を利用します。すると思いがけず有名作家の状態がいい初版本が安く手に入いることあります。これも文庫本ですが初版でした。クリスティのミステリーは結構読んでいるはずですがこの題名は初めて知りました。調べたら「青列車の秘密」という別の題名で出版されていましたが未読でした。内容はアメリカの大富豪の娘がイギリスから南仏のリヴィエラ行のブルートレインの中で殺され、持っていたロシアのエカテリーナ女帝ゆかりの”ハート・オブ・ファイア”と名づけられたルビーも盗まれます。はたして犯人は夫なのか、彼女の愛人なのかそれとも・・・例によって偶然乗り合わせていたポアロが解決するというよくあるパターンです。解説によるとクリスティが母の死や夫(最初の)の愛人問題等でかなり苦しい時期だったので書き流したようです。
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