2015.11.25
徳川家康が「豊臣家」を滅ぼすべく策謀をめぐらし、大阪方と戦った冬の陣、夏の陣を描いた歴史ドラマ。今年のゆるキャラグランプリに「出世大名家康くん」が一位に選出されましたが、およそこの可愛いキャラとは大違いで、天下を取ったものの目の上のこぶだった秀頼とその巨城大阪城をなきものにしようと謀略の限りを尽くす家康。関ヶ原の戦いで大阪方だったため牢人に身を落としていた真田幸村、後藤又兵衛なども呼び集められ対決するが、天守閣に大砲を撃ち込まれるに及んで秀頼の母、淀殿は和議を結ぶ。しかし、外濠ばかりか内濠までも埋められ、大阪城は裸同然の姿になってしまった。再び、戦いの火ぶたは切られ、数十万の東軍に勇猛果敢に挑んだもののついに白旗を上げるしかなかった。登場人物も多く、両軍の位置取り、武具や武器なども詳細に説明されており上・中・下の3巻は読みごたえがありました。来年の大河ドラマは真田幸村が主人公の「真田丸」です。彼の作った堅固で最善の場所に作られた要塞どのように表現されているのか楽しみです。
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