2016.3.1
三月三日のひな祭りを前に我が家でもお雛様を飾りました。娘が生まれて20数年たち知人に聞くと何年も仕舞い込んだままという人もおりますが、お内裏様のセットなので飾るのも仕舞うのもあまり時間がかからず、場所も取らないので毎年出しては飾っています。
この時一緒に「つるし雛」も飾ります。これは昔勤務していた会社の先輩が作って送ってくれたものです。「つるし雛」というのは江戸時代から作られており、高価で庶民には手が出なかったお雛様の代わりに母親や祖母、近所の人たちが作っては持ち寄ってものだそうです。一つ一つの細工物には意味があり、安産・無病息災・魔除け・厄除け・子宝・長寿など様々な願いが込められています。
私のお雛様は母方の祖母が送ってくれた七段飾りで、お内裏様が入る御殿を組み立てるのに大変苦労したものでしたが、残念ながら仕舞っておいた物置小屋の雨漏りにより中学生の時に廃棄せざるを得ませんでした。娘はお雛様に特に思い入れも無いようですが、これからも「つるし雛」ともども大切にしようと思います。
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