オリエント急行殺人事件 DVD アガサクリスティー原作

 「そして誰もいなくなった」が映画化されるというニュースを知り、再び読み返してみました。4度も映画化されているようですが、残念ながらいずれも古く未見なので5作目が早く上映されないかと今から楽しみにしています。

 ところで、アガサクリスティー作品を最初に目にしたのが、数十年前に劇場で見た「オリエント急行殺人事件」でした。それ以来、小説、映画、テレビドラマでと数々の彼女の作品を見てきましたが、この作品も映画館、レンタルビデオ、テレビ等で少なくとも4度は見ました。イスタンブール、ボスポラス海峡、オリエント急行と若かった私にとってなんとも魅力的な響きでした。

 イスタンブール駅の雑踏の中、次々に寝台列車に乗り込む多士済々の人々の何とも思惑ありげな様子、鉄道会社の重役から急遽エルキュール・ポアロの席を取るように言われ戸惑う車掌の表情など何かが起こる予感をさせながら、ともあれ列車は軽やかな音楽に乗って出発します。途中ユーゴスラビア近郊で雪に阻まれ、列車は立地往生します。そこで、何者かによって殺されている富豪が発見され、ポアロの灰色の脳細胞が例によって犯人をあぶりだすというストーリーです。

 ローレン・バコール、ヴァネッサ・レッドグレーブ、ジャクリーヌ・ビセット、そしてイングリッド・バーグマンとそうそうたる女優陣、ショーン・コネリー、アンソニー・パーキンス、リチャード・ウィドマーク、ジャン・ピエール・カッセルそしてポアロ役のアルバート・フィニー等々有名男優陣、キャストもそして伯爵夫人や公爵夫人の優美で豪華な衣装、オリエント急行寝台列車内の重厚な設えなど殺人事件がテーマの映画ですが、映画はもちろん原作も大好きな作品の一つです。

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