総理の夫 原田マハ 相馬財閥の御曹司で鳥類学者の相馬日和が新進気鋭の国際政治学者で才色兼備な女性、真砥部凛子と出会ったのはソウマグローバル主宰の「22世紀朝の研鑽会」の場であった。やがて二人は結婚して10年が経ち、凛子は国会議員となり少数野党の党首として議会に席をおいていたが、総選挙の結果長年与党として君臨していた民権党が敗退して連立政権が樹立され、初の女性総理大臣として指名されたのだ。23Jan2017現代小説
だから荒野 桐野夏生 2017年最初に購入し読んだ本が本作でした。11月から年末にかけて何冊か読んだのですが、なかなか面白い作品で出会うことが出来ませんでした。本書は新聞の連載小説でしたが、文庫化されて新年早々購入後一日半で読み終えました。 誕生日を祝うために出掛けた新宿のレストランでの口喧嘩から夫と長男を残したまま席を立ち、家には帰らないと決意し、車で西に向かった森本家の主婦朋美46歳。家を出る前から化粧や服装を批判され、誕生日の主役のはずなのに家から車を運転させられてお酒を飲むこともできず、予約したレストランを自称グルメの夫にはダメ出しされてついに堪忍袋の緒がきれたのです。04Jan2017現代小説